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2024年5月17日金曜日

ペットと一緒に暮らせる特養

 

ペットと一緒に暮らせる特養

ペットと一緒に暮らせる特別養護老人ホーム(特養)は、全国的に見ても非常に数が少ないです。2023年9月時点では、神奈川県横須賀市の「さくらの里山科」のみが知られています [https://caresul-kaigo.jp/]。

「さくらの里山科」では、犬と暮らせるユニットと猫と暮らせるユニットをそれぞれ2つずつ設けており、計4つのユニットでペットとの入居が可能です [https://kaigo.homes.co.jp/]。入居には、介護認定度が3以上であることや、入居前にペットとの適性テストを受けることなどの条件があります [https://caresul-kaigo.jp/]。

ペットと一緒に暮らせる特養は限られていますが、今後増えていく可能性はあります。ペットと最期まで一緒に暮らしたいと考えている方は、早めに情報収集を始めることをおすすめします。

Sources

  1. 全国でも珍しい!ペットと暮らせる特別養護老人ホーム
  2. ペット可の特養はある?ペットとの入居が可能な実際の特養 ...
  3. 高齢になっても犬や猫と暮らせる終の棲家 横須賀市の ...
  4. さくらの里山科|特別養護老人ホーム - 横須賀市
  5. ペットと暮らせる特養から 若山三千彦 | 医療・健康・介護のコラム
  6. ペットと一緒に入居できる老人ホーム おすすめ14選!

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超高齢社会ニッポン:老いを見つめる

ペットと一緒に暮らせる特養ホーム:犬と猫とお年寄りの幸せな共生

社会 暮らし 健康・医療 Images 

大西 成明 【Profile】

自分が先か、この子が先か──。ペットとともに自分も老いる。どちらかにお迎えが来るその日まで一緒に暮らせたら、どんなに幸せだろう。そんな理想をかなえる施設でゆったりと暮らす人々と、犬や猫の姿を追った。
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人もペットも高齢化が進む

わが家 の愛犬「一休」はオスの柴犬である。その名の通り、人生の午後の「ひとやすみ」をもたらしてくれている。朝起きた時、ふと一休の濡れた鼻に自分の指が触れただけで、ああ生きてるんだ、という幸福感に包まれる。

ところが15歳を過ぎて一気に老いが押し寄せた。足腰のふらつき、お漏らしや泣き叫び、認知症のような動きも見られるようになった。最期まで寄り添うつもりが、もしなんらかの事情で引き離されることになったら、私はきっと正気ではいられないだろう。

2021年の犬の平均寿命は14.2歳、猫は14.7歳(アニコム『家庭どうぶつ白書2023』)である。10年前に比べて1歳近く延びている。ペット文化を牽引してきた団塊の世代の伴侶として、ペットの高齢化も一気に進む。

人とペットがいたわりあう、いわゆる「伴侶動物との共生」をどう実現していけばいいのか、その課題にいち早く挑戦してきた特別養護老人ホームがある。神奈川県横須賀市にある「さくらの里山科」である。

牧場跡地に広がる住宅街の一角にある「さくらの里山科」。光がたっぷり降り注ぎ、緑の風が心地良い

牧場跡地に広がる住宅街の一角にある「さくらの里山科」。光がたっぷり降り注ぎ、緑の風が心地良い

伴侶動物福祉

2012年に建てられた「さくらの里山科」は、4階建て全100床の完全個室制。10室つまり10人で一つのユニット(家)が構成されており、犬猫と暮らせるのは2階にある4つのユニットだけ。犬や猫は、入居者の部屋に好き勝手に出入りできる。

ホームの看板犬・文福(ぶんぷく)は、入所したばかりのお年寄りのベッドに上がって、早くも大歓迎

ホームの看板犬・文福(ぶんぷく)は、入所したばかりのお年寄りのベッドに上がって、早くも大歓迎

犬猫ユニットの入居条件は、今現在ペットを飼っていて一緒に入居したい人、あるいは、以前に飼っていたことがあり「ここに来ればまた犬猫と暮らせる」と望む人。施設ではその人たちのために、保護犬や保護猫を引き取っている。

「伴侶動物福祉」という言葉はまだまだ耳慣れないが、人と共に暮らす犬や猫も一体として、その命と生活を守っていくための福祉である。高齢者福祉・障害者福祉などの既存の福祉の枠組みを超えた新しい柱となる分野だと、施設長の若山三千彦(59歳)は考えている。

ホームに流れる優しい時間

97歳になる野澤さんと愛犬のミック。ミックは片時もおばあちゃんのもとを離れず、職員が介護する様子をベッド上で見守る。この光景は、さくらの里山科での入居者と愛犬の暮しを象徴している

97歳になる野澤さんと愛犬のミック。ミックは片時もおばあちゃんのもとを離れず、職員が介護する様子をベッド上で見守る。この光景は、さくらの里山科での入居者と愛犬の暮しを象徴している

澤田さん(79歳)は、一緒に入所した愛猫が3年前に亡くなり、今は保護猫ゆりっこちゃんが憩いにやってくる。澤田さんはセンス抜群。自作の鉛筆画やアクセサリーで部屋が飾られている

澤田さん(79歳)は、一緒に入所した愛猫が3年前に亡くなり、今は保護猫ゆりっこちゃんが憩いにやってくる。澤田さんはセンス抜群。自作の鉛筆画やアクセサリーで部屋が飾られている

高校教師から福祉の道へ

普通のサラリーマンと主婦だった両親が福祉施設の設立を志し奔走していた頃、若山は茨城県の進学高校で理系クラスの教師をしていた。

「両親から手伝ってくれと言われたものの、教師として8年目、最もやりがいを感じていた頃でした。ところが、クラスの教え子で科学者になることを夢見ていた明るく活発な女子生徒が 、9月初めの土曜、朝7時半からの補習に参加しようと自転車通学する途中で、交通事故に遭ってしまったんです。知らせを受けて病院に駆けつけましたが時すでにおそし。 帰らぬ人となってしまいました」今でもその時のあってはならない理不尽な情景がまざまざと脳裏によみがえるのか、若山の声が何度も詰まる。

そして、残された半年を教員として燃焼し尽くし、福祉の道へと転身を決意する。
1999年に両親と共に社会福祉法人「心の会」を設立、翌年に高齢者のデイサービス、知的障害者の就労支援施設を開設した。

ロシアンブルーの保護猫アオをヒョイと抱き上げる施設長の若山。ホームの動物たちの頼れるボスだ

ロシアンブルーの保護猫アオをヒョイと抱き上げる施設長の若山。ホームの動物たちの頼れるボスだ

あきらめない福祉

若山は、福祉でよく使われていた陳腐な言葉「あきらめない福祉」に対して、言葉だけではなく、本気で実現させていく行動力が必要だと感じていた。

そんな時、ある老人ホームに入るため愛犬を保健所に引き渡さざるを得なかった独居男性のケースを知った。その人は入居後「俺は自分の家族を自分の手で殺したんだ」と号泣し続け、半年で亡くなった。

「人生いいこともいっぱいあったはずなのに、自分を責め続けて亡くなった。高齢者をこんな最期に追い込んでいいのか、こんなのが老人福祉なのか?」と自身に問いかけた。この体験により、当時準備中だった老人ホームをペットと暮らせる施設にできないか、と漠然と考え始めた。

そのころ、横須賀市はある高齢男性の支援に困惑していた。生活保護を受けつつ犬を飼っていたが認知症が進み、共倒れになる瀬戸際だったが、「愛犬をおいてはどこへも行かない」と頑なだったのだ。そこで、ちょうど開設したばかりの「さくらの里山科」でこの男性を犬とともに受け入れた。すると、愛犬が先に亡くなったにもかかわらず、男性は半年後、穏やかに息を引き取った。

「看取り犬」文福

ボランティアさんに連れられ、大好きな散歩に出かける文福

ボランティアさんに連れられ、大好きな散歩に出かける文福

推定年齢15歳になる柴の雑種犬、文福はホームの人気者だ。

犬の独特な嗅覚が働くのか、文福は入居者が亡くなる2〜3日前に部屋の扉にもたれかかるようにして座り、最期が近いことを察するとベッドに上がり、顔をいつくしむようになめる。それは明らかに寄り添い看取るという意思を持った行動に見える、と若山は言う。

2019年に刊行された若山の著書『看取り犬・文福の奇跡』は、刊行と同時に、大きな話題を投げかけた。NHKをはじめとしたテレビ番組や雑誌などでも、文福のけなげな姿が取り上げられた。

「俺がみんなを守るんだ」とばかり、ユニットの隅から隅まで目配りを怠らない文福

「俺がみんなを守るんだ」とばかり、ユニットの隅から隅まで目配りを怠らない文福

食卓の椅子がお気に入りの場所。文福がデンと構えているだけで、安心が生まれる

食卓の椅子がお気に入りの場所。文福がデンと構えているだけで、安心が生まれる

実は文福は、保健所で殺処分寸前のところを千葉県の保護団体「ちばわん」に助けられた経緯がある。人に見捨てられ独りぼっちで死の縁に立った経験が看取り行動につながっているのかもしれないと思わせる。

殺処分寸前の文福、おびえた目が痛々しい。推定1〜2歳の頃(写真提供:ちばわん)

殺処分寸前の文福、おびえた目が痛々しい。推定1〜2歳の頃(写真提供:ちばわん)

ただ最近、さすがの文福も嗅覚が衰えてきたのか、自然の流れとして看取り活動は終わったともとれる様子が伺える。

文福の盟友・大喜

大喜(だいき)も文福と同じ保護犬出身で、やはり柴の雑種である。冒頭の写真のとおり、私が大喜に初めて会った時は、すでにユニットのフロアーに体を横たえ、介護士・出田恵子さんの心のこもった手厚い介護を受けていた。

出田さんは「老犬介護士」の資格も持っている。陸上自衛隊出身であることから「アーミーさん」という愛称で親しまれている。淡々とメリハリの効いた世話っぷりは、「大喜の介護を1ミリたりとも苦痛に思ったことはない」と言わしめるほど、全身全霊を捧げたものであった。

大喜は外に出て風を感じるのが大好き。おなかを支えてやれば立って歩こうとする

大喜は外に出て風を感じるのが大好き。おなかを支えてやれば立って歩こうとする

虹の橋

そんな大喜が、3月27日、突然亡くなった。

さくらの里山科のブログには、大喜の最期の様子が書き留められていた。

大喜が虹の橋へ旅立ちました。とても穏やかなお顔です。
今日はけいれんが止まらなかったのですが、苦しむことなく、最期の時は穏やかに眠るように旅立ちました。今日の午前中、真っ青な空のもと、大喜を抱きしめて外散歩に連れて行くアーミーさんの姿がありました。

私はふと、前回訪ねた時に撮った、アーミーさんが大喜を抱っこしている写真を思い起こした。その壁には、太陽の光を受けて、緑の木々が影絵のように、虹の橋のように、揺らめいていた。

ペットが旅立った時「うちの子が虹の橋を渡った」という言い方をすることがある。天国の手前の草原で、大好きな飼い主がやってくるまで、仲間と遊んで待っているという

ペットが旅立った時「うちの子が虹の橋を渡った」という言い方をすることがある。天国の手前の草原で、大好きな飼い主がやってくるまで、仲間と遊んで待っているという

老後も動物と暮らす楽しみ

最期まで動物と暮らしたいと願う人は、さくらの里山科のような特養ホームがもっと増えてほしいと思うことだろう。ただ開設から12年、施設見学に来る関係者は多いが、新規設立の動きはほとんど見られない。

ペットと暮らせる民間の有料施設は増えているが、個人の居室でひっそりと飼うだけで、「みんなのペット」となることはない。飼い主が亡くなった後、入居者の身内が引き取る。さくらの里山科では、施設で最期まで犬猫の面倒を見る。

確かに、犬や猫と同じ居住スペースで生活することを想像するだけで、いくつもの困難が頭をよぎる。吠えたり噛んだり、あるいは匂いや衛生面の心配、糞尿の処理、そして餌やりや散歩、獣医の定期健診。そして、餌代、医療費などの経済的問題、世話をする人員、さらに行政の認可など、「ペット可」の施設を営むハードルはかなり高い。

ただ、実際運営してみると、入居者さんへの衛生管理と同じことをすればいいし、犬猫好きなスタッフのモチべーションが高く、楽しく働いてもらっているので、笑い声が絶えない。
なによりも、ペットとの暮らしは、日々、小さな変化や刺激があり、生活にハリが生まれる。動物に触れたい、世話してやりたいという前向きな気持ちが、認知機能の改善につながったり、固まって動きづらかった関節が動くようになったりした例もあると若山は言う。

死は特別なものではない

居室のすぐ外の庭で、恒例のお花見。文福の元気な姿を見て思わず笑みがこぼれる

居室のすぐ外の庭で、恒例のお花見。文福の元気な姿を見て思わず笑みがこぼれる

私はユニットを回って撮影しながら、さくらの里山科では犬も猫も、誰それのものではなく、みんなの宝物であることを強く感じた。特に飼い主に見捨てられ、孤独と死の恐怖を味わった保護犬 、保護猫が、みんなと混じり合い育てられ、今度はみんなを楽しませ希望を与える側になる。

「死は特別なものではなく、最後の生命活動。誰にでも訪れる自然なことです」

多くの人や動物を看取ってきた若山のこの言葉が、妙に腑に落ちた。

さくらの里に今年も春がやってきた。

バナー写真:犬も人も隣同士で介護を受ける、さくらの里山科

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    大西 成明ŌNISHI Naruaki経歴・執筆一覧を見る

    写真家。1952年奈良県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。「生命」や「身体」をテーマにした写真を撮り続けている。写真集『象の耳』で日本写真協会新人賞(1992年)、『地球生物会議』ポスターでニューヨークADC賞ゴールドメダル(1997年)、雑誌連載『病院の時代:バラッド・オブ・ホスピタル』で講談社出版文化賞(2000年)、写真集『ロマンティック・リハビリテーション』で林忠彦賞、早稲田ジャーナリズム大賞(2008年)を受賞。元東京造形大学デザイン学科教授。http://onishinaruaki.com/

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    2023年8月28日月曜日

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    長年、胃薬PPIを処方されている高齢者は認知症の発症リスクが高まる可能性 - DIME DIME 広く使用されている胃薬「PPI」は認知症リスクを高める?長年にわたってプロトンポンプ阻害薬(PPI)を処方されている高齢者では、認知症を発症するリスクが ... 豊後大野市日常生活圏域ニーズ調査について 豊後大野市 豊後大野市では、高齢者施策の推進と介護保険制度の円滑な運営を図るため、令和6年度からの3年間を計画期間とした「豊後大野市老人福祉計画及び第9期介護 ... 高齢者が集う場に 魚津・片貝地区に「さわらび」オープン - 北日本新聞 北日本新聞 魚津市の片貝地区社会福祉協議会は28日、片貝コミュニティーセンター内に高齢者の集まりの場「さわらび」を開設した。高齢者の外出支援や居場所づくりの ... 高齢者身元保証事業 総務省が厚労省に施策検討を要請 - 福祉新聞
    福祉新聞 総務省は8月7日、身元保証等高齢者サポート事業に関する初の全国調査結果をもとに、厚生労働省、法務省、消費者庁に消費者保護や事業の健全発展に必要な ... 感激の…祝賀会でした。|晩期高齢者のたわごと 中村光子(周南市有楽町) 新周南新聞社 晩期高齢者のたわごと 中村光子(周南市有楽町). 6月中旬、余命いくばくもない私の所へ祝賀会の案内状が来ました。「?」と首を傾げながら、封を切りました ... 電力スマートメーターで高齢者見守り 四国電力が高知で実証実験 - 朝日新聞デジタル 朝日新聞デジタル 水道メーターなどを使って過疎地に暮らす高齢者の生活を見守るサービスの実証実験を、高知県仁淀川町が今秋から始める。 水道の使用量データを計測し、異常 ... 認知症高齢者見守りへQRシール 豊見城市が導入 行方不明時、保護の手助けに 希望世帯に無償提供
    琉球新報 【豊見城】沖縄県豊見城市は、認知症の高齢者らが行方不明になった時に、保護の手助けになる保護情報共有シールを導入した。シールに印刷されたQRコードを ... 令和4年度富士見市決算書を公開します 富士見市 後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算書(PDF:206KB). 鶴瀬駅西口土地区画整理事業特別会計. 記録的暑さ続く秋田県内…高齢者の熱中症対策、エアコンの活用を - 秋田魁新報 秋田魁新報 秋田県内は記録的な暑さが続き、熱中症の疑いによる搬送者が相次いでいる。特に高齢者は熱中症になりやすく、今後も十分な注意が必要。 第29回「宮古市産業まつり」開催のお知らせ 宮古市 宮古市民総合体育館(シーアリーナ)駐車場、メインアリーナ、多目的体育室、幼児高齢者室 宮古市小山田二丁目1番1号 ...

    2023年7月20日木曜日

    高齢者の一人暮らしが増加中 孤独感を和らげる新技術とは

    認知症リスクを高める高齢者の一人暮らしが増加中 孤独感を和らげる新技術とは 人工知能(AI)技術の向上など、テクノロジーの進化によって、身近な存在になってきたロボット。特に言葉や動きによって人と交流ができるコミュニケーションロボットは、介護現場や一人暮らしの高齢者に役立つとして、注目されています。コミュニケーションロボットの開発や研究に携わる専門家に、使用するメリットや選び方についてうかがいました。 【グラフを見る】増加傾向にある高齢者の一人暮らし 社会的孤立が認知症の発症リスクを高める ・コミュニケーションロボットとは ・高齢者の話し相手にコミュニケーションロボットを使うメリット ・高齢者向けコミュニケーションロボットを選ぶポイント ・ロボット・セラピーの効果とは?
    高齢者向けコミュニケーションロボットについて解説してくれたのは…… 大和信夫(やまと・のぶお) 北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科博士後期課程在籍 防衛大学校理工学部卒業。2007年経済産業省「日本ものづくり大賞優秀賞」受賞、13年日本機械学会教育賞受賞。ヴイストン株式会社代表取締役社長。一般社団法人i-RooBo Network Forum副会長。 神田陽治(こうだ・ようじ) 北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科(知識科学系)教授 86年、東京大学工学博士。富士通研究所、富士通を経て2011年より現職。北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科長、副学長。知識科学、サービス科学、価値創造の研究に従事。 コミュニケーションロボットとは ロボットには、大きく分けると工場など生産環境において、人の作業の代替としての役割がある「産業用ロボット」と、家事や介護など日常生活を支援する役割があるロボットがあります。日常生活を支援するロボットは「パートナーロボット」とも呼ばれ、その中に含まれるのが「コミュニケーションロボット」です。会話や動きによって、人と交流を持つことができる特徴があります。 高齢者の話し相手にコミュニケーションロボットを使うメリット コミュニケーションロボットは、家庭ではペットの代わりになって人を癒やしたり、エンターテインメントの世界では人を楽しませたりすることができます。では、高齢者にとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。 【介護施設で】介護者の負担を軽減する 介護施設で働く介護者は、時間的に余裕がないことが多く、被介護者となる高齢者との会話に時間を取られるとほかの作業が進みません。たとえ数分程度であっても高齢者がコミュニケーションロボットと関わる時間ができれば、その分介護者に時間的な余裕ができ、負担が軽減します。 また、介護者にとって大きな負担となるのが、認知症高齢者の暴言や暴行、ひとり歩きなどのBPSD(行動・心理症状)です。認知症の人は認知機能が低下しても脳の情動を司る部分の機能は、比較的維持されることがわかっています。コミュニケーションロボットとの触れ合いが認知症の人の感情に働きかけることで、BPSDの軽減、さらには介護者の負担軽減につながることが期待されています。 ただし、場合によってはコミュニケーションロボットの導入が、介護者にとって心理的ストレスになったり、作業の負担が増えたりする面もあることが報告されています。例えば操作が難しく高齢者がうまく扱えないと、そばで操作をサポートする必要があります。また、高額なロボットだと、高齢者が落として壊してしまうのではないかと常に心配することになり、心理的ストレスになるというわけです。介護者の負担にならないロボットについては、後述します。 【一人暮らし家庭で】高齢者の孤独感を和らげる 一人暮らしの高齢者は増加傾向にあり、内閣府の調査によると、2020年の65歳以上の男女それぞれの人口に占める割合は男性15.0%、女性22.1%で、今後も増加することが見込まれています。高齢者の一人暮らしで問題になることの1つは、人と交流する機会が少なくなりやすいことです。社会的孤立は、要介護の手前の状態である
    高齢者向けコミュニケーションロボットを選ぶポイント コミュニケーションロボットには、形状や機能によってさまざまな種類があります。高齢者が使用する場合、どのようなコミュニケーションロボットを選べばいいのでしょうか。選択する際のポイントを紹介します。 形状 コミュニケーションロボットの形状は、大きく分けると人間型、動物型のほか、無機質な球型や円柱型のものもあります。人間型には、人のような外観で、中には2本の足で歩行ができるものや、赤ちゃんを模したものなどがあります。好みは人によって分かれるところなので、使用する高齢者に合わせて選ぶことが大切です。孤独感を和らげることが目的であれば、「抱っこ」するなどして高齢者のパーソナルスペースに入り込めて、言葉以外の交流ができる赤ちゃん型、動物型が向いているかもしれません。 なお、認知症高齢者に関しては、「赤ちゃんを模した人形のほうが動物型ロボットよりも受け入れ、注意を払い、積極的に関わる」「認知症高齢者はクマのぬいぐるみよりも赤ちゃん人形を好む」といった海外の研究報告があります。また、赤ちゃんを模した人形を利用する人形療法は、認知症高齢者のBPSDを軽減するといった報告もあります。さらに笑う、泣くといった発話機能がある赤ちゃん型ロボットは、人の情動に働きかけることから、認知症の人であっても記憶に残りやすく、愛着を持ちやすいといったことが考えられます。 また、加齢に伴って感覚機能は低下していきますが、指先の触覚はほかの感覚に比べて高齢になっても低下しにくいと言われています。このため、触ると気持ちがいいなど、触覚を重視して選ぶこともポイントです。 機能 コミュニケーションロボットには、例えば次のような機能があり、商品によって搭載されている機能が異なります。認知機能や介護度など使用する高齢者のニーズのほか、介護施設で使用するのか、家庭で使用するのかなど、使用する場に合わせて選択します。 ・発話機能(感情表現などの音声を再生できる) ・音声認識機能(人間が発した音声に反応できる) ・見守り機能(見守りセンサーが搭載され、リアルタイムの安全確認のほか、転倒につながる予兆動作を検知できるタイプもある) ・お知らせ機能(服薬などのスケジュールを設定すると通知される) ・脳トレ・ゲーム機能(脳トレやゲームが搭載されていて脳の活性化につながる) 前述した通り、ロボットを選択する際には、介護者に心理的負担が生じないものを選ぶという視点も大切です。高額なもの、操作が難しいもの、被介護者となる高齢者や認知症の人が落としたり投げたりしたときに壊れやすいものは、介護者が常時見守る必要があり、心理的負担が大きくなります。介護者の負担軽減を考えると、比較的安価である、操作が簡単、耐久性があるといったことが条件となります。 価格 コミュニケーションロボットは、搭載されている機能によって、価格に大きな幅があります。機能や性能が高くなれば当然費用も高くなるので、ロボットを選ぶ際には、まずはどの程度の予算を準備できるのかを確認することが大切です。 ※コミュニケーションロボットが高額で購入できない場合、自治体によっては介護施設などの法人を対象に補助金を利用できるよう制度を設けているところもあります。補助対象となるロボットの種類は、自治体によって異なります。 高齢者向けコミュニケーションロボットを選ぶポイント コミュニケーションロボットには、形状や機能によってさまざまな種類があります。高齢者が使用する場合、どのようなコミュニケーションロボットを選べばいいのでしょうか。選択する際のポイントを紹介します。 形状 コミュニケーションロボットの形状は、大きく分けると人間型、動物型のほか、無機質な球型や円柱型のものもあります。人間型には、人のような外観で、中には2本の足で歩行ができるものや、赤ちゃんを模したものなどがあります。好みは人によって分かれるところなので、使用する高齢者に合わせて選ぶことが大切です。孤独感を和らげることが目的であれば、「抱っこ」するなどして高齢者のパーソナルスペースに入り込めて、言葉以外の交流ができる赤ちゃん型、動物型が向いているかもしれません。 なお、認知症高齢者に関しては、「赤ちゃんを模した人形のほうが動物型ロボットよりも受け入れ、注意を払い、積極的に関わる」「認知症高齢者はクマのぬいぐるみよりも赤ちゃん人形を好む」といった海外の研究報告があります。また、赤ちゃんを模した人形を利用する人形療法は、認知症高齢者のBPSDを軽減するといった報告もあります。さらに笑う、泣くといった発話機能がある赤ちゃん型ロボットは、人の情動に働きかけることから、認知症の人であっても記憶に残りやすく、愛着を持ちやすいといったことが考えられます。 また、加齢に伴って感覚機能は低下していきますが、指先の触覚はほかの感覚に比べて高齢になっても低下しにくいと言われています。このため、触ると気持ちがいいなど、触覚を重視して選ぶこともポイントです。 機能 コミュニケーションロボットには、例えば次のような機能があり、商品によって搭載されている機能が異なります。認知機能や介護度など使用する高齢者のニーズのほか、介護施設で使用するのか、家庭で使用するのかなど、使用する場に合わせて選択します。 ・発話機能(感情表現などの音声を再生できる) ・音声認識機能(人間が発した音声に反応できる) ・見守り機能(見守りセンサーが搭載され、リアルタイムの安全確認のほか、転倒につながる予兆動作を検知できるタイプもある) ・お知らせ機能(服薬などのスケジュールを設定すると通知される) ・脳トレ・ゲーム機能(脳トレやゲームが搭載されていて脳の活性化につながる) 前述した通り、ロボットを選択する際には、介護者に心理的負担が生じないものを選ぶという視点も大切です。高額なもの、操作が難しいもの、被介護者となる高齢者や認知症の人が落としたり投げたりしたときに壊れやすいものは、介護者が常時見守る必要があり、心理的負担が大きくなります。介護者の負担軽減を考えると、比較的安価である、操作が簡単、耐久性があるといったことが条件となります。 価格 コミュニケーションロボットは、搭載されている機能によって、価格に大きな幅があります。機能や性能が高くなれば当然費用も高くなるので、ロボットを選ぶ際には、まずはどの程度の予算を準備できるのかを確認することが大切です。 ※コミュニケーションロボットが高額で購入できない場合、自治体によっては介護施設などの法人を対象に補助金を利用できるよう制度を設けているところもあります。補助対象となるロボットの種類は、自治体によって異なります。
    フレイルを加速させる要素であり、認知症の発症リスクを高める一因でもあります。コミュニケーションロボットが高齢者の話し相手になったり、ペットの代わりになったりすることで高齢者の孤独感を和らげることも、さまざまな実証実験から明らかになっています。

    2023年7月19日水曜日

    医師が語る長生きのカギは「脂質中毒」からの脱却 食生活は発酵食品、野菜を!菓子パンはNG

    医師が語る長生きのカギは「脂質中毒」からの脱却 食生活は発酵食品、野菜を!菓子パンはNG 7/19(水) 11:00配信 4 コメント4件 8760 by postseven 脂質の摂取をやめられない状態の「脂質中毒」(Ph/photoAC) 必要以上に脂質を摂ってしまい、脂質の摂取をやめたくてもやめられない状態である「脂質中毒」。さまざまな病気を引き起こす要因となるため、長生きするためには脂質中毒からの脱却がカギです。そこで、『脂質中毒 脳は「油」を欲するようにできている』(アスコム)を上梓し、脂質中毒の危険性を訴える医学博士の岡部正さんに、脂質中毒から抜け出すための食習慣・生活習慣の改善方法を教えてもらいました。 【写真】「脂質中毒」に要注意な食材の写真とおすすめの食材を写真とともに紹介! * * * 脂質中毒から抜け出すためには食習慣の改善から 脂質中毒から抜け出すためには、脂質を控えた食事をするべく食生活を見直す必要があります。食生活の改善に当たっては、まずは「朝食をきちんと摂ること」を岡部さんはすすめます。
    ◆朝食を摂って間食を防ぐ 岡部さんが朝食を摂ることをすすめるのは、朝食を摂らないと空腹感から間食をしてしまうことが多いから。朝食を抜くことは間食を我慢できない可能性を高める以外にも、さらにデメリットがあると言います。 「たとえ間食を我慢できても、昼食時には空腹感のピークが訪れます。空腹状態でランチを食べに行くのですから、がっついて食べる早食いになりやすく、ひいては大食いになってしまいます」(岡部さん・以下同) 早食いや大食いの原因にもなる朝食抜き。では、朝にはどんなメニューを選ぶのがいいのでしょうか。 「正直なところ、脂質をしっかり管理できるのであれば、和食であろうが、洋食であろうが、中華であろうが、なにを食べてもかまいません。しかし、無意識のうちに脂質の管理をしやすいのは、圧倒的に和食です。 和朝食の献立は、ごはん、味噌汁、和え物、納豆、目玉焼き、焼き魚……。おかずには、脂質をあまり含んでいないものが選ばれます。ごはんが玄米ならより理想的ですね」 ◆朝食に菓子パンはNG! 菓子パンはあくまでもお菓子 朝は手軽に食べられるパン派の人も多いと思います。しかし、その中でも特に菓子パンには注意が必要と岡部さんは言います。 ランチのおすすめは野菜と発酵食品 ランチに関しても、脂質をしっかり管理できるのであればどんな食事でもOK。ただし、「意識的に野菜や発酵食品を摂るようにしてください」と岡部さん。 「脂質を体内で代謝するためには、ビタミンやミネラルなどの栄養素が必須となり、抗酸化作用や動脈硬化を予防する効果も得られます。簡単にいうと、野菜や発酵食品を食べておくと、脂質の悪い影響をやわらげてくれるということです」 ◆野菜は早食い防止にも効果的 ビタミンやミネラルなどの栄養素を豊富に含み、抗酸化作用や動脈硬化の予防効果を得られる野菜。さらに、野菜には栄養面以外にもメリットがあります。 「食事をする際、最初に野菜を食べると、胃が膨れるので、脂質中毒の大敵である『早食い』を防ぐことができます。また、最初に野菜を食べると糖質の消化吸収を抑える効果があり、血糖値の急上昇も抑えてくれます」 ◆コレステロール低下には大豆やきのこもおすすめ 脂質中毒になると、悪玉コレステロール値が上がり、致命的な病気を患うリスクを高めることもあります。「このやっかいなコレステロールを下げてくれる食品も存在します」と話す岡部さんがおすすめするのは、豆腐や納豆、味噌といった、大豆製品です。 「大豆の成分であるイソフラボンはポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があり、悪玉(LDL)コレステロールが、動脈硬化の原因となる酸化LDLコレステロールになるのを防いでくれます。また、大豆サポニンにはコレステロールの吸収を抑え、大豆レシチンにはコレステロールが沈着するのを防ぐ働きがあります。さらに、がんの発生リスクも抑えます」 ほかに、料理に取り入れやすい食材としてきのこもおすすめだと言います。 「きのこ類にはβ-グルカンという水溶性食物繊維が豊富に含まれています。このβ-グルカンは、血糖値の上昇を抑制し、満腹感を維持し、さらに血液中の悪玉コレステロールを下げる効果があります。カロリーも低いので、いいことずくめの食材なのです」
    朝と昼をクリアできれば夜は脂質もOK 岡部さんによれば、朝と昼で意識して脂質の摂取量を減らしたら、夜はある程度自由に食事をしても問題ないとのこと。 「食事は、1日の総摂取カロリー量、そして1日の摂取脂肪量を調整することが大切です。朝と昼にカロリーや脂質の量を抑えられたのなら、夜は脂質を食べても大丈夫です。でも、せっかく脂質を制限しているのですから、揚げ物よりは焼き物や煮物、肉類も脂質の少ない赤身にしたほうがベターですね」 食習慣の改善に加えて、運動習慣をつけるとよりよいそうです。特に、精神的にも楽で、継続しやすい運動習慣が「運動のチョイ足し」です。 「朝起きたあとは、布団やベッドの上で『ストレッチ』。ストレッチ自体に多少のカロリー消費効果があるうえに、体を伸ばすことにより、1日の準備運動になります。ストレッチをした日は、体がスムーズに動きますし、腰痛や関節痛の予防にもなります。 ごはんを食べたあとは、歯を磨きながら『スクワット』。これは、何分何セットなどとノルマを設定する必要はありません。習慣づけることが大事なので、できる範囲で続けてください」
    ◆教えてくれたのは:医学博士・岡部正さん おかべ・ただし。岡部クリニック院長。慶應義塾大学医学部卒業。カナダ、カルガリー大学留学。亀田総合病院副院長を務めたのち、オーダーメイド医療を理想に、東京・銀座に岡部クリニックを設立。専門医として生活習慣病の予防と治療に長年携わる。日本病態栄養学会評議員、日本糖尿病学会認定専門医・指導医、日本肥満学会会員。著書に『脂質中毒 脳は「油」を欲するようにできている』(アスコム)など。 「脂質が20gを超える菓子パンはよく売られているので、それらをよく食べていると脂質中毒への道もひたひたと歩んでいくことになります。菓子パンは食事ではなく、脂質をたっぷり含んだお菓子だと思っていてください」

    2023年7月12日水曜日

    【猛暑日】この夏“エアコン控える高齢者多い” “熱中症”による搬送相次ぐも…なぜ?

    https://youtu.be/490ZiyKW_9Y動画URL 【猛暑日】この夏“エアコン控える高齢者多い” “熱中症”による搬送相次ぐも…なぜ? 日テレNEWS チャンネル登録者数 152万人 チャンネル登録
    62 共有 オフライン 1.2万 回視聴 1 日前 #猛暑日 #熱中症 #高齢者 11日も各地では最高気温が35℃以上の猛暑日となり、関東全域で「熱中症警戒アラート」が発表されました。また熱中症による搬送も相次ぎ、東京消防庁管内では52人が搬送され、そのうち60代以上は39人でした(午後3時時点)。 …

    和田秀樹 高齢者は衰える一方で社会の負担になるだけ…って本当?「消費者パワー」

    和田秀樹 高齢者は衰える一方で社会の負担になるだけ…って本当?「消費者パワー」をもつ現在の高齢者こそ日本を救うカギである 7/11(火) 6:32配信
    婦人公論.jp 和田先生「高齢者層こそ低迷する日本の経済や社会を救うカギ」(写真提供:PhotoAC) 現在、日本人の約3割が65歳以上の高齢者です。高齢者は「生産しないしお金も使わない」「社会の負担となる存在」という世間の声を聞くことも少なくありません。そんななか、「元気で自立し消費者としても大きな存在となっているのが今の高齢層です」と語るのは、高齢者専門の精神科医である和田秀樹先生。和田先生いわく「高齢者層こそ低迷する日本の経済や社会を救うカギ」だそうで――。 【写真】「奥さんへの依存で夫婦関係は悪化する。本当に助け合わないといけなくなるまでは別行動すべし」と語る和田先生 * * * * * * *
    ◆高齢者は消費者として見捨てられている 世の中では、高齢者は衰える一方の存在であり、お金も使わない、社会の負担になると決めつける傾向が強いようです。 また、運転免許の返納を迫る声なども典型的ですが、「高齢者は遠慮がちに縮こまって暮らすべきだ」という考え方もはびこっています。 現代の日本では、高齢者は敬意を示されるどころか、ひどく粗末に扱われているように私は感じます。 たとえば、お笑い番組の『笑点』(日本テレビ系)は今も高視聴率をキープし、テレビ局にとって高齢層も大事な顧客のはずです。しかし、今は面白くもない「ひな壇芸人」が集う若者向け番組ばかりに力が注がれます。 これは「高齢者はテレビCMを見てもお金を使わない」と指摘されているからです。つまり、高齢者は消費者として見捨てられているのです。 しかし、今の日本では「衰えるばかりで、お金も使わない高齢者」は少数派でしょう。約20年前に聖路加国際病院元理事長・日野原重明さんが、約10年前に作家の五木寛之さんが着目した「旧来とは違う、元気な老人」は、その後も明らかに増えています。 『シン・老人力』(著:和田秀樹/小学館)
    ◆元気な高齢者は立派な消費者である 65歳以上の高齢者で要支援・要介護の人は18%というデータがあります。この18%の人には、きめ細かな福祉の手を差し伸べていく必要があることはあらためて述べるまでもありません。 一方、この数字の裏を返せば、約8割の高齢者は自立して生活しているわけです。ただ現状では、この高齢者も「お金を使わず貯め込むだけ」と思われているのです。 日野原さんや五木さんがそれぞれ提唱した「新老人」の概念を踏まえて、あらためて私が「シン・老人」を定義するなら、「何歳になっても意欲や好奇心をもち、元気に出歩いて消費もする、社会とつながりを保って暮らす老人」となります。 また、「シン」とは単に「新しい」という概念だけにとどまりません。 失敗を恐れず、積極的に進歩的なことに挑む「進」、知識や考え方に深みがあり、洞察力に優れる「深」、意志が強く、信条を守り、生き方に芯がある「芯」、共感力や好感度が高く、誰からも親しまれる「親」、心構えが前向きで意欲や好奇心に満ちている「心」、元気に長生きするための身体ケアを怠らない「身」、品格があり、紳士淑女として立ち振る舞う「紳」など、さまざまな漢字に変換することができるのです。 「シン・老人」の「シン」には高齢者が自分らしく、若々しく生きるために重要なさまざまな漢字をキーワードとしてあてがうことができそうです。
    ◆“和田ブーム”でわかった高齢者の実態 自立した生活をしている高齢者はもちろん、周囲の手助けを受けながらにこやかに暮らしている高齢者は、こうした要素がもたらす力を発揮したり、享受したりしながら人生の実りの時期を過ごしています。 これが私のイメージする「シン・老人」像であり、そうした高齢者が発揮したり、もっていたりする力こそが「シン・老人力」です。 昨今、拙著『80歳の壁』『70歳が老化の分かれ道』などが次々とベストセラーになり、時ならぬ“和田ブーム”が起きました。 どの本でも「美味しいものを食べ、好きなことをして暮らすことこそ健康長寿の秘訣」と述べていますが、私が25年以上前から主張し続けてきたことです。 今になって急に売れ始めたことに私自身、驚きながらも「読みは当たった」と総括しています。
    「寝たきりでもいいから長生きしたい」という人はほとんどいません。「人生を楽しみたいから長生きしたい」という“実需”がはっきりしたのです。 しかし、出版社や編集者からはずっと「高齢者向けの本は売れにくい」と言われ続け、タイトルに「70歳」「80歳」と入れるのはもってのほかとされてきました。 ところが、コロナ禍に入った3年ほど前から、「70歳」「80歳」と入れた本が非常に好評で、よく売れるようになりました。 郊外型の書店や、アマゾンで1位になるなどネット書店でも好調です。つまり、70代、80代が車を運転して私の本を買いに行ってくれたり、ネット通販も使いこなして手に入れてくれたりしているわけです。 高齢者はお金を使わない=消費者として見られていない、という傾向が強い世の中ですが、実態は違うのではないでしょうか。欲しいと思うモノがあればアクティブに行動してすぐに買うし、世間が思う以上にITリテラシーも高いのです。 高齢者は、行動的で知的な「立派な消費者」だと世間に認めさせなくてはいけません。
    ◆高齢者こそ低迷する日本を救うカギ 80歳を対象にした本がネット書店でここまで売れるとは、私も想像していませんでした。 ただ考えてみると、さすがにこの年齢になると、書店に出かけるよりアマゾンなどで注文するほうが楽なのかもしれません。スマホをもつ高齢者も多いし、現役時代からパソコンに触れていたという人も多いのでしょう。 この“和田ブーム”で、出版社からは新刊の依頼が次々と来ましたが、テレビ局から「高齢者向けの番組を企画したい」というオファーは皆無、企業からも「高齢者向けに開発している製品やサービスへの意見が欲しい」という声はまったくかかりません。 あらためて「高齢者は消費者として忘れ去られている」と悟りました。 高齢者は、消費者として忘れ去られているどころか、医療費や介護費などで社会に負担をかける存在として、厄介者扱いされる風潮さえあります。 2025年には、いわゆる「団塊の世代」が全員75歳以上となり、日本の人口の2割近くを後期高齢者が占める見込みです。これが「2025年問題」として、日本の危機であるかのようにも言われています。 しかし私は、こうした高齢者層こそ低迷する日本の経済や社会を救うカギになると考えます。 高度経済成長期を過ごし、バブル期も体験しているので、買い物をするにも目が肥えています(写真提供:PhotoAC)
    ◆「消費上手」な世代 高度経済成長期を過ごし、バブル期も体験しているので、買い物をするにも目が肥えています。 いわば消費上手な世代ゆえ、モノが売れなくて閉塞感が漂う日本社会の空気を変える存在になると思うのです。 元気だからお金を使う高齢者の「消費する力」。好きなことをした結果、元気になり、健康長寿につながる「消費がもたらす力」。 後者は、医療費や介護費など社会保障費の抑制にも直結します。 元気な期間が長ければ長いほど、消費者としてお金も使います。両者は相互に関連して、日本社会の構造を大きく変える影響力を発揮すると思います。 すでに、今の高齢者の多くが、家に引きこもって孫の世話をしながら“お迎えを待つ”という時代ではありません。 今後さらに、歳を重ねても元気で活動的な人が増加すれば、さまざまな場面で社会と関わりをもつ人が今以上に増えていくことは間違いないでしょう。 日本では1990年代の半ばから、消費不況が続いています。消費は落ち込み、生産はだぶついた状態から抜け出すことができません。
    ◆お金を使ってくれる高齢者を大切に それなのに、世の中ではいまだに「生産性神話」が大手を振って語られています。効率や成果を競い合ってきた社会から、少しも変わっていないのが実情です。 需要(消費)が伸びず供給(生産)が過剰となっているのですから、生産性は多少低くても、消費を増やすほうが重要であるにもかかわらず……。 極論すれば、こうした状況では「真面目にコツコツ働くばかりで、節約してお金を使わない人」よりも「ぶらぶらしていてお金を使ってくれる人」を大切にしたほうがいいわけです。 私が高齢者たちこそ日本を救うと考える理由のひとつは、消費者としてのパワーです。 何はともあれ、個人金融資産のうちの7割、約1400兆円は60歳以上の人がもっているわけですから。 また、高齢者の8割が元気で自立しているとも先述しました。
    すべての高齢者に経済的な余裕があるわけではないのですが、お金を貯め込んで爪に火を点(とも)すようにして生活している人ばかりでもありません。 大企業に定年まで勤めて企業年金に恵まれ、住宅ローンも払い終え、退職金ももっている人が大勢いるのです。 豊かな日本という国をつくり上げた立役者なわけですから、これから好きなようにお金を使うことに遠慮する必要はありません。 シン・老人は「お金を使ってくれる人」として、経済的な観点からも大切に扱われるべき存在なのです。 ※本稿は、『シン・老人力』(小学館)の一部を再編集したものです。

    2023年6月19日月曜日

    高齢者世帯の生活意識や暮らし向き まず、いくつかの調査をもとに、高齢者世帯の生活意識や暮らし向きをみていきましょう。 ■半数以上が苦しいと回答

    高齢者世帯の生活意識や暮らし向き まず、いくつかの調査をもとに、高齢者世帯の生活意識や暮らし向きをみていきましょう。
    ■半数以上が苦しいと回答 厚生労働省の「国民生活基礎調査」の概況では、高齢者の生活意識についてまとめられています。 2021年の調査概況によると、高齢者世帯のうち、現在の生活に対して「大変苦しい」と回答した世帯は21.3%でした。「やや苦しい」と回答した世帯は29.1%です。合計すると50.4%となり、高齢者世帯の半数以上が「苦しい」と回答したことになります。 ちなみに、2019年の調査と比較すると、「やや苦しい」と回答した世帯は2.8ポイント減ったものの、「大変苦しい」と回答した世帯は1.6ポイント増加しています。高齢者世帯でも格差が広がっている現状があるといえるでしょう。 ■中の下以下と回答した人も半数近く つづいて、株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が2022年11月に実施した、「生活に関する調査(2022年)」(調査対象:18~79歳の男女1万2名)をみてみましょう。 同調査では、「現在の暮らし向き」を上・中・下の3段階に分け、各段階をさらに上・中・下と分類し、全部で9段階のなかから回答してもらう方式となっています。60代のうち、現在の暮らし向きを主観的に評価した場合、「中の下」もしくは「下の上~下の下」の4段階のいずれかと回答した人は、47%という結果でした。70代に関しては、44%という結果となっています。 「中の下」もしくは「下の上~下の下」と回答した人は、生活が苦しい状況であると捉えても問題ないでしょう。つまり、60~70代の暮らし向きは決して良好ではなく、むしろ苦しいと感じている人が半数近くにのぼるといえます。 他の回答案を表示 高齢者世帯の生活意識や暮らし向きは、年々厳しくなっている傾向にあります。厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、2021年の高齢者世帯のうち、現在の生活に対して「大変苦しい」と回答した世帯は21.3%、やや苦しいと回答した世帯は29.1%でした。合計すると、50.4%の高齢者世帯が生活に苦労していることがわかります。 また、株式会社クロス・マーケティングが2022年11月に実施した「生活に関する調査」によると、60代の47%、70代の44%の人が、現在の暮らし向きを「中の下」もしくは「下の上~下の下」と回答しました。これらの調査結果から、高齢者世帯の生活意識や暮らし向きは決して良好ではなく、むしろ苦しいと感じている人が半数近くにのぼることがわかります。 高齢者世帯が苦労している理由は、主に以下の通りです。 年金や貯蓄が少ない 介護費用が高い 健康状態が悪く働けない 孤独や孤立感がある これらの問題を解決するためには、以下の施策が考えられます。 年金の増額 介護費用の負担軽減 就労機会の拡大 高齢者の交流や活動の支援 高齢者世帯が安心して暮らせる社会を実現するために、これらの施策を積極的に進めていくことが重要です。

    2023年4月24日月曜日

     コロナ禍 病院や高齢者施設で面会制限厳しく…厚労省が再開促

    コロナ禍 病院や高齢者施設で面会制限厳しく…厚労省が再開促す 4/23(日) 17:10配信
    130 コメント130件 読売新聞(ヨミドクター)  コロナ禍では、病院や高齢者施設で外部との面会が厳しく制限されてきました。終末期や看取(みと)り期を迎えた患者や入所者が、家族らと会えないまま、かけがえのない時間が過ぎ去る事態に陥り、深い傷痕を残しました。厚生労働省は今年1月、面会の再開を促すパンフレットや動画を公開しました。(鈴木敦秋) 【写真】入院中、面会制限により孤独だったと語る笠井信輔さん 明確な指針なし イメージ  読売新聞朝刊くらし家庭面の連載「医療ルネサンス」で、コロナ禍での面会制限の実情をリポートしてきました。「同居する者しか看取りに立ち会えず、時間も15分だけ」「看取り期の面会を許可していた主治医が休みで、突然、拒否された」など、120件の体験や意見が寄せられました。認知機能が低下した、といった訴えも多くありました。  こうした家族側の声に対し、病院や施設は、「感染が広がる懸念がある」「患者ごとに対応を変えれば不公平と批判を受ける」などを理由に挙げます。 読売新聞社  終末期医療のあり方や死生観を研究している東北大学准教授の田代志門さんは、面会制限について、〈1〉患者の権利が過度に制限されている〈2〉面会が医療やケアの本質に関わるという視点が欠如している――などの問題点を指摘します。  国の新型コロナウイルス対策の基本的対処方針では、2020年4月、「面会は緊急の場合を除き一時中止すべき」としました。これが1年維持されました。  首都圏1都3県の緊急事態宣言の解除(2回目)を控えて出された21年3月の方針では、面会制限の原則を維持しつつも、面会について「患者、家族のQOL(生活の質)を考慮する」との文言が加わりました。同年11月には、「対面での面会を含めた対応の検討」を病院や施設に求めました。  22年11月の方針で、「面会は患者や利用者、家族にとって重要」とより表現が強まりました。同年6月には、厚生労働省の助言機関も、面会を段階的に認めるよう提言しています。  しかし、面会制限に関する明確な指針が国から出されなかったことから、面会できるよう工夫を凝らす病院・施設と、原則禁止の方針を貫く病院・施設に分かれ、格差が生まれました。

    2023年4月18日火曜日

     議選立候補のへずまりゅう「ジジイババアは若者に道を開けろ!」 

     ★こういう人は気がついていると思うが、生きてればだれでも、爺さん婆さんになるということです。★
    区議選立候補のへずまりゅう「ジジイババアは若者に道を開けろ!」 選挙ポスターは「高齢者に厳しい社会へ」 4/16(日) 19:00配信 1366 コメント1366件 よろず~ニュース 池袋駅前で第一声を上げたへずまりゅう  東京都豊島区議選(23日投開票)に立候補した元迷惑系ユーチューバーのへずまりゅう(31)が告示日の16日、同区のJR池袋駅前で第一声を上げた。 【写真】衝撃の選挙ポスター「高齢者に厳しい社会」目指す  同駅東口の掲示板に「高齢者に厳しい社会へ 若者が活躍できる豊島区へ」との選挙ポスターを一番に貼ったへずまは「おじいちゃんおばあちゃんは好きですけど、愛を持って言わせていただきます。ジジイババアは道を開けろ!若者が通るから。道を開けろ!わかったか。若者を応援したい!豊島区最高!」と絶叫した。  3月に入社した大手ナイトレジャーグループ「Rio Group」のスウェット姿。第一声を前に、拡声器が壊れるアクシデントがあったが、へずまの妻が近くの家電量販店で2000円のメガホンを購入。それでも、声は響きまくり、目立ちまくった。「自分の政策は、ジジイババアの言うことを聞かないということです。おじいちゃんおばあちゃんにお金を渡したとしても使わない。経済は回らない。若い人がこの豊島区を盛り上げていかないといけません」と訴えた。  2021年の参院山口補選に「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(現・政治家女子48党)から立候補した。「その時は選挙戦にそこまで興味がなく、正直売名行為で、6000票しか入らなかった。きょうから池袋東口で毎日演説をしていこうかと思っています。自分の親友のユーチューバー、青汁王子や著名人をこの場所に連れてきて、1週間豊島区でパーティーのような気分を味わってもらいたい」と豪語。2度目の選挙戦は本気だ。  体型とは不釣り合いな小さすぎるメガホンを持つへずまに、多くの若い男女がスマホを向けた。「ツイッターでもバズらせようと。そこで伸ばして、配信でも呼びかけつつ。もうちょっと若者の心をつかめたらチャンスだと思うんですよ。他の候補者にユーチューバーや、SNSに強い人はいない」と手応えをつかむ。  へずまは「若者を一番呼べるのは自分だと思っています。間違いない。絶対に自分が若者を呼べると思っているんで、鍵になる。そこはものにすると思っている。絶対に勝ちます」と意気込む。言葉こそ過激だが、主張はド直球ストレートすぎるほどの打倒・シルバー民主主義。第一声を上げた池袋を、ポケモンのマサラタウン(始まりの場所)に例えた元・迷惑系ユーチューバーは、議席をゲットできるか。

     「サンジャポ」が行方不明報道のピーコの無事を報道…高齢者施設に入っていることを

    「サンジャポ」が行方不明報道のピーコの無事を報道…高齢者施設に入っていることを確認 4/16(日) 12:14配信
    100 コメント100件 日刊スポーツ 左からピーコ、おすぎ(05年4月撮影)  TBS系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)で16日、一部で、行方不明ではと報じられた、おすぎとピーコのピーコについて取り上げた。 【写真】2019年にテレビ出演した当時のピーコ  ことの始まりは、昨年5月に「女性セブン」が、2人の老老介護について、報じたことがきっかけだった。  10年から福岡を拠点に生活していた双子の弟であるおすぎが、21年夏ごろから認知症の兆しが表れるようになり、横浜市内で兄のピーコと同居するようになった。しかし、おすぎの認知症の症状が進み、2人の関係性も悪化。その後、おすぎは介護認定を受けて、高齢者施設に移ったという。  今月11日発売の「週刊女性」では、ピーコを訪ねたところ、所在が確認されなかったなどと報じられた。近所の住民の「ポストにどんどん新聞がたまり、管理人さんが代理人弁護士に連絡を取り、許可をもらってエアコンを止めました。テレビもつけたままで、どこへ行ってしまったのでしょうか」との声を取り上げた。  芸能界でも、おすぎとピーコと連絡が取れる人はあまりおらず、ピーコを心配する声が上がっていた。  ただ、この日の「サンジャポ」によると、同局系「爆報!THEフライデー」のスタッフが、2人と親しい関係者と連絡がとれ、ピーコが高齢者施設に入っていることを確認できたという。  爆笑問題はおすぎとピーコと仲がよく、2人のTBSラジオの番組にピーコが出演したのが、最後のTBSへの出演だったという。  爆笑問題は「本当によかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。  デーブ・スペクターも「ファッションの指摘も当たっているし、映画の話もね。まだ、テレビでの発言が炎上などしない時代で、おふたりとも最高に良いテレビの時代を過ごしたのが、ラッキーだったと思います。とても楽しかった」と振り返った。

    2023年4月13日木曜日

     後期高齢者の保険料上限額引き上げ 改正案が衆院厚労委で可決

    後期高齢者の保険料上限額引き上げ 改正案が衆院厚労委で可決 2023年4月12日 18時04分
    今月から50万円に増額された出産育児一時金の財源に充てるため、75歳以上の人が加入する後期高齢者医療制度の保険料の上限額を引き上げることを盛り込んだ健康保険法などの改正案は、12日の衆議院厚生労働委員会で賛成多数で可決されました。 健康保険法などの改正案は、これまでは原則、現役世代が負担していた出産育児一時金の財源を、後期高齢者医療制度からも捻出するため、加入者が支払う保険料の上限額を段階的に引き上げるためのものです。 厚生労働省によりますと、法案が成立すれば、後期高齢者医療制度の保険料は、今の上限66万円から、 ▽2024年度には73万円 ▽2025年度には80万円に引き上げられ、 2年間で、全体のおよそ4割の人の保険料が増える見通しだということです。 改正案は12日の衆議院厚生労働委員会で、岸田総理大臣も出席して質疑が行われたあと採決が行われ、自民・公明両党と国民民主党の賛成多数で可決されました。 改正案は、13日に開かれる衆議院本会議でも可決され、参議院に送られる見通しです。

    2023年4月6日木曜日

    猫よりも犬の飼育がフレイル・介護予防に!

    ★猫と犬は人間に対する忠誠心が違うからかな?それでもそれぞれであるという事はできるだろう 個性というものが会えうから、みんは同じではない。★
    猫よりも犬の飼育がフレイル・介護予防に! 最新研究で「介護費抑制にも効果的」と判明〈dot.〉 永遠に終わらない論争の一つに「犬派」対「猫派」がある。昨今の猫ブームにやや押されがちだが、実は犬派のほうが健康面では優位に立っていることが近年の研究で明らかになっている。犬を飼うことは、高齢者の介護・認知症予防にどのように効果的に働くのか。研究員に話を聞いた。 【写真】かわいい!長椅子にみっしり座る猫たち *  *  * 「ペットを飼うことでストレスが緩和され、病気のリスクが減る可能性があることはこれまでたびたび指摘されてきました。しかし、実は科学的な検証は十分とは言えず、未解明な部分が多く残っているのです」  こう語るのは、国立環境研究所 環境リスク・健康領域主任研究員(東京都健康長寿医療センター研究所協力研究員)の谷口優氏。ペットを飼うことで生活習慣が整う、幸せホルモンが分泌される、子どもの成長や教育によい影響を与える、といった話を聞いたことのある人も多いだろう。  しかし、ペットの飼育による健康への効果を示した論文には、海外で少人数を短期間観察した研究が多かったという。  例えば2022年10月に発表された米アラバマ大学の研究によると、犬を飼う人々は飼っていない人々に比べて、脳が最大15歳も若いことが明らかにされた。このことから、認知機能の低下が抑制される可能性があると期待される。  ただし、これは95人を対象とした横断研究。横断研究はある時点で特定の集団から収集したデータを分析・検討する研究手法のことで、「原因と結果の因果関係を示せないことには注意が必要」と谷口氏は言う。  東京都健康長寿医療センター研究所では、都内の高齢者約1万人を対象に3年半の追跡研究を実施。65~84歳の男女に犬猫の飼育経験の有無などを聞く郵送アンケートをもとに、行政データと照らし合わせて介護や死亡との関係を調査した。  すると、過去に犬を飼ったことのある人は要介護や死亡のリスクが一度も飼っていない人に比べ約15%減、現在飼っている人に至っては半減していたことが判明。この傾向は年齢や性別、持病、飲酒や喫煙といった影響を取り除いても変化がなかったという。一方、猫の飼育経験には大きな差は見られなかった。 ■なぜ猫より犬がいいのか? 最大の要因は運動習慣  谷口氏によると、犬を飼育した場合と猫を飼育した場合に差が見られるのには、いくつか理由が考えられる。 「最大の理由は、犬を飼っている人は散歩を含めた運動習慣があること。例えばスポーツは天候やその日の気分などに左右されますが、犬は毎日最低1回、散歩に連れていく必要があります。運動習慣があることはフレイルの予防に効果的です」  谷口氏の過去の調査では、犬の飼育経験がある人はフレイルの発生リスクが低いことが明らかになっている。フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間の虚弱な状態を指す。 「フレイルは、要介護や死亡だけでなく、認知症を引き起こす要因になることも知られています。健康長寿の実現には、病気の予防に加えて、フレイルの予防や進行の抑制が重要です。近年の研究成果から、運動や栄養管理、社会参加活動が十分な高齢者ほど、フレイルを発症するリスクが低いことがわかっています」  厚生労働省は運動習慣を「週2回以上、1回30分以上、1年以上継続して実施すること」と定義しており、犬を飼っているとこの条件をクリアしやすいのだ。ほかに、犬の散歩中に近所の人と立ち話をする機会が増えることで社会的に孤立しにくくなり、フレイル予防に効果的と考えられる。  しかし、と谷口氏は続ける。 「犬を飼ったことでアクティブになったのか、もともとアクティブだから犬を飼っているのか。両者の因果関係はまだ明らかになっていません。また、人によっては猫やほかのペットを飼うことで社交的になる場合もあるでしょう。この辺りの研究も今後進めていきたいと思います」 ■ペットを飼うことで介護費用が半額に抑えられる  いずれにせよ、ペットは一部の人が可愛がる対象である「愛玩動物」という捉え方から、「健康増進効果をもたらすパートナーである」と認知される時代へと移行していることは事実なようだ。  東京都健康長寿医療センター研究所では、ペット飼育と社会保障費との関係を調べるため、2017年に埼玉県鳩山町の65歳以上でペットを飼っている96人と飼っていない364人を対象に、直近1年半の医療や介護の利用状況などを比較。ペット飼育者と非飼育者との間で医療費に差はなかったが、ペット飼育者の介護保険サービス利用費は非飼育者のほぼ半額だった。  近年の日本では、ペットに対する考え方が見直されつつあるが、アメリカやドイツ、オーストラリアなどの“ペット先進国”と比べるとまだ発展途上にある。今後、人と動物が共生できる寛容な社会の構築を目指すことは、社会保障費の抑制をはじめとする様々な社会課題の解決にもつながるはずだ。谷口氏は言う。 「ペットの飼育は個人と社会の両方にメリットがあることが明らかになってきました。それぞれ事情があるのでやみくもにペットを飼うことを勧めるわけではありませんが、我々の研究がペットを飼いたい人の背中を押すことになればうれしいです」

    2023年4月4日火曜日

    患者や高齢者を支えられるように」学長が新入生を激励 川崎医療福祉大学で入学式【岡山】 岡山

    ★ へえー★
    患者や高齢者を支えられるように」学長が新入生を激励 川崎医療福祉大学で入学式【岡山】 岡山 再生する 2023年4月3日(月) 19:00 倉敷市の川崎医療福祉大学の入学式には、892人の新入生が出席しました。 昨年は、新型コロナの影響で、出席は各学科の代表のみでしたが、今年は新入生全員が参加しました。式では、椿原彰夫学長が、「患者や高齢者を支えられるように成長されることを期待します」と新入生を激励しました。 (新入生)「明日からの生活、ちょっと緊張していますけど楽しみです」 「遊びも学びも、充実した生活を送りたいなと思っています」

    🧓📊2025年 高齢者の独居死5万8919人|前年比微増で見える日本の孤独死問題とは

      🏠⚠️ 高齢者の独居死が約5.9万人に 2026年4月14日、警察庁は2025年に自宅で亡くなった 65歳以上の一人暮らし高齢者が5万8919人 に上ったと発表しました。 📈 前年(2024年:5万8044人)と比べると ➡️ **875人増加(ほぼ横ばい)**となって...