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2024年8月22日木曜日

老舗ラブドール「オリエント工業

 




47年の歴史に幕、老舗ラブドール「オリエント工業」、「共に歩んだ時間を思い出して」

事業終了を告げるオリエント工業のホームページ(HP)
事業終了を告げるオリエント工業のホームページ(HP)

ラブドール(女性の等身大人形)の老舗メーカー、オリエント工業(東京都台東区)は21日、同社のホームページ(HP)で事業終了を発表した。昭和52年に同社を創業した土屋日出夫代表が体調を優先するため引退を決めたためだという。HPで「私たちの会社が皆さまの生活の一部となり、共に歩んできた時間を思い出して頂けると幸いです」とつづった。

造形師が作ったラブドール作品を鑑賞できる同社の「ギャラリー&ショールーム」(入場料1000円、予約不要)の営業は9月20日まで。工場の営業は10月20日に終了する。

同社は目指すラブドールについて、HPで「性処理だけが目的の単なる『ダッチワイフ』ではなく」「常に寄り添って『心の安らぎ』を得られる女性像の開発」を掲げていた。「何らかの事情で性的な重荷をお持ちの方々に、精神的、肉体的な充実感を持っていただけるようお手伝いをさせていただく事もありました」としている。

同社は昭和52年に「微笑」という名の第1号製品を開発。ラブドール製品の改良に試行錯誤を繰り返す一方、平成15年には高齢者介護の練習用ダミー人形「とめさん」も開発。23年には昭和大歯学部やロボットメーカーと臨床実習用患者ロボットも共同開発した。同社製品の写真集やコンピューターゲームも過去に登場した。


2024年6月9日日曜日

高齢者による交通事故を防ぐために、以下の対策が考えられます

 



高齢者による交通事故を防ぐために、以下の対策が考えられます:

  1. 免許返納の促進: 高齢者が免許を自主返納しやすい環境を整えるために、返納特典や公共交通機関の利用を促進するプログラムを拡充することが必要です。特に過疎地では、代替交通手段の整備が重要です[1]。

  2. 健康チェックと運転能力の評価: 一定の年齢に達したドライバーに対して、定期的な健康チェックや運転能力の評価を義務付けることで、運転に適さない状態のドライバーを早期に発見し、適切な対応を取ることができます。

  3. テクノロジーの活用: 自動ブレーキや運転支援システムなどの先進運転支援技術(ADAS)を装備した車両の普及を推進することで、事故の発生を未然に防ぐことが可能です。

  4. 地域コミュニティのサポート: 地域コミュニティが高齢者の移動を支援する体制を強化することで、免許返納後の生活の質を維持し、交通事故のリスクを減らすことができます。

これらの対策を総合的に実施することで、高齢者による交通事故の減少を図ることができます。


  1. news.yahoo.co.jp - 相次ぐ高齢者事故 免許返納数は減
  2. topics.smt.docomo.ne.jp - 玉川徹氏、逮捕された鹿児島県警元幹部「隠蔽告発」に「その ...
  3. topics.smt.docomo.ne.jp - デンマーク首相、首都・コペンハーゲンで男に襲われけが 命 ...



相次ぐ高齢者事故 免許返納数は減

テレビ朝日系(ANN)

「自分はまだ大丈夫」免許返納で“過疎地は負担増”も…どう防ぐ?




相次ぐ高齢者の事故

テレビ朝日系(ANN)

埼玉県で4日、小学生の列に車が突っ込み、小学1年生の女の子が意識不明となっています。車を運転していた84歳の男性は、家族から“免許を返納してほしい”と言われていたといいます。どうすれば、このような事故をなくすことができるのでしょうか。


2024年5月23日木曜日

袴田さん死刑求刑 裁判所の判決

 






袴田さん死刑求刑

裁判所の判決

2024年5月22日、静岡地裁で行われた袴田巌さん(88歳)の再審公判で、検察は改めて死刑を求刑しました。一方、弁護側は無罪を主張しました。判決は9月26日に言い渡されます。[1] [5]

争点

最大の争点は、1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件現場で見つかった「5点の衣類」に付着していた血痕です。検察側は、これらの血痕が袴田さんのものだと主張し、犯行時の着用衣類であると主張しています。一方、弁護側は、これらの血痕は捏造されたものであり、袴田さんの犯行を示す証拠ではないと主張しています。[1] [3] [4]

今後の見通し

静岡地裁での再審公判はすでに結審しており、今後9月26日に判決が言い渡されます。検察側は、袴田さん自身が犯行を自供していたことや、現場に残された足跡と一致する靴を持っていたことなどを根拠に、死刑の適用を求めています。一方、弁護側は、袴田さんの自供は拷問によるものだったと主張しており、無罪判決を求めています。[2] [6]

袴田さん再審に関する議論

袴田さん再審は、日本の刑事司法制度における冤罪問題に大きな注目を集めています。袴田さんは1966年に死刑判決を受け、48年以上にわたって獄中にいます。しかし、その後、捜査機関による証拠捏造の可能性が指摘され、2023年に東京高裁が再審を認めました。今回の再審公判は、袴田さんが有罪なのか無罪なのかを改めて判断するだけでなく、日本の刑事司法制度における誤判を防ぐための仕組みについて議論する場にもなっています。

Sources

  1. 【詳しく】袴田さん再審 検察改めて死刑求刑 弁護団は無罪主張
  2. 再審公判でも袴田さんに死刑求刑 弁護側無罪主張 判決は9月
  3. 袴田巌さんに検察が再び死刑を求刑 再審公判、9月に判決 「5…
  4. 「死刑求刑は当然のこと」元検事は理解を示す 弁護団は検察を…
  5. 検察側、改めて死刑求刑 弁護側は全面無罪主張―袴田さん再審
  6. 袴田巌さん再審 検察側が死刑求刑 戦後5件目、無罪の公算大

2024年5月17日金曜日

ペットと一緒に暮らせる特養

 

ペットと一緒に暮らせる特養

ペットと一緒に暮らせる特別養護老人ホーム(特養)は、全国的に見ても非常に数が少ないです。2023年9月時点では、神奈川県横須賀市の「さくらの里山科」のみが知られています [https://caresul-kaigo.jp/]。

「さくらの里山科」では、犬と暮らせるユニットと猫と暮らせるユニットをそれぞれ2つずつ設けており、計4つのユニットでペットとの入居が可能です [https://kaigo.homes.co.jp/]。入居には、介護認定度が3以上であることや、入居前にペットとの適性テストを受けることなどの条件があります [https://caresul-kaigo.jp/]。

ペットと一緒に暮らせる特養は限られていますが、今後増えていく可能性はあります。ペットと最期まで一緒に暮らしたいと考えている方は、早めに情報収集を始めることをおすすめします。

Sources

  1. 全国でも珍しい!ペットと暮らせる特別養護老人ホーム
  2. ペット可の特養はある?ペットとの入居が可能な実際の特養 ...
  3. 高齢になっても犬や猫と暮らせる終の棲家 横須賀市の ...
  4. さくらの里山科|特別養護老人ホーム - 横須賀市
  5. ペットと暮らせる特養から 若山三千彦 | 医療・健康・介護のコラム
  6. ペットと一緒に入居できる老人ホーム おすすめ14選!

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超高齢社会ニッポン:老いを見つめる

ペットと一緒に暮らせる特養ホーム:犬と猫とお年寄りの幸せな共生

社会 暮らし 健康・医療 Images 

大西 成明 【Profile】

自分が先か、この子が先か──。ペットとともに自分も老いる。どちらかにお迎えが来るその日まで一緒に暮らせたら、どんなに幸せだろう。そんな理想をかなえる施設でゆったりと暮らす人々と、犬や猫の姿を追った。
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人もペットも高齢化が進む

わが家 の愛犬「一休」はオスの柴犬である。その名の通り、人生の午後の「ひとやすみ」をもたらしてくれている。朝起きた時、ふと一休の濡れた鼻に自分の指が触れただけで、ああ生きてるんだ、という幸福感に包まれる。

ところが15歳を過ぎて一気に老いが押し寄せた。足腰のふらつき、お漏らしや泣き叫び、認知症のような動きも見られるようになった。最期まで寄り添うつもりが、もしなんらかの事情で引き離されることになったら、私はきっと正気ではいられないだろう。

2021年の犬の平均寿命は14.2歳、猫は14.7歳(アニコム『家庭どうぶつ白書2023』)である。10年前に比べて1歳近く延びている。ペット文化を牽引してきた団塊の世代の伴侶として、ペットの高齢化も一気に進む。

人とペットがいたわりあう、いわゆる「伴侶動物との共生」をどう実現していけばいいのか、その課題にいち早く挑戦してきた特別養護老人ホームがある。神奈川県横須賀市にある「さくらの里山科」である。

牧場跡地に広がる住宅街の一角にある「さくらの里山科」。光がたっぷり降り注ぎ、緑の風が心地良い

牧場跡地に広がる住宅街の一角にある「さくらの里山科」。光がたっぷり降り注ぎ、緑の風が心地良い

伴侶動物福祉

2012年に建てられた「さくらの里山科」は、4階建て全100床の完全個室制。10室つまり10人で一つのユニット(家)が構成されており、犬猫と暮らせるのは2階にある4つのユニットだけ。犬や猫は、入居者の部屋に好き勝手に出入りできる。

ホームの看板犬・文福(ぶんぷく)は、入所したばかりのお年寄りのベッドに上がって、早くも大歓迎

ホームの看板犬・文福(ぶんぷく)は、入所したばかりのお年寄りのベッドに上がって、早くも大歓迎

犬猫ユニットの入居条件は、今現在ペットを飼っていて一緒に入居したい人、あるいは、以前に飼っていたことがあり「ここに来ればまた犬猫と暮らせる」と望む人。施設ではその人たちのために、保護犬や保護猫を引き取っている。

「伴侶動物福祉」という言葉はまだまだ耳慣れないが、人と共に暮らす犬や猫も一体として、その命と生活を守っていくための福祉である。高齢者福祉・障害者福祉などの既存の福祉の枠組みを超えた新しい柱となる分野だと、施設長の若山三千彦(59歳)は考えている。

ホームに流れる優しい時間

97歳になる野澤さんと愛犬のミック。ミックは片時もおばあちゃんのもとを離れず、職員が介護する様子をベッド上で見守る。この光景は、さくらの里山科での入居者と愛犬の暮しを象徴している

97歳になる野澤さんと愛犬のミック。ミックは片時もおばあちゃんのもとを離れず、職員が介護する様子をベッド上で見守る。この光景は、さくらの里山科での入居者と愛犬の暮しを象徴している

澤田さん(79歳)は、一緒に入所した愛猫が3年前に亡くなり、今は保護猫ゆりっこちゃんが憩いにやってくる。澤田さんはセンス抜群。自作の鉛筆画やアクセサリーで部屋が飾られている

澤田さん(79歳)は、一緒に入所した愛猫が3年前に亡くなり、今は保護猫ゆりっこちゃんが憩いにやってくる。澤田さんはセンス抜群。自作の鉛筆画やアクセサリーで部屋が飾られている

高校教師から福祉の道へ

普通のサラリーマンと主婦だった両親が福祉施設の設立を志し奔走していた頃、若山は茨城県の進学高校で理系クラスの教師をしていた。

「両親から手伝ってくれと言われたものの、教師として8年目、最もやりがいを感じていた頃でした。ところが、クラスの教え子で科学者になることを夢見ていた明るく活発な女子生徒が 、9月初めの土曜、朝7時半からの補習に参加しようと自転車通学する途中で、交通事故に遭ってしまったんです。知らせを受けて病院に駆けつけましたが時すでにおそし。 帰らぬ人となってしまいました」今でもその時のあってはならない理不尽な情景がまざまざと脳裏によみがえるのか、若山の声が何度も詰まる。

そして、残された半年を教員として燃焼し尽くし、福祉の道へと転身を決意する。
1999年に両親と共に社会福祉法人「心の会」を設立、翌年に高齢者のデイサービス、知的障害者の就労支援施設を開設した。

ロシアンブルーの保護猫アオをヒョイと抱き上げる施設長の若山。ホームの動物たちの頼れるボスだ

ロシアンブルーの保護猫アオをヒョイと抱き上げる施設長の若山。ホームの動物たちの頼れるボスだ

あきらめない福祉

若山は、福祉でよく使われていた陳腐な言葉「あきらめない福祉」に対して、言葉だけではなく、本気で実現させていく行動力が必要だと感じていた。

そんな時、ある老人ホームに入るため愛犬を保健所に引き渡さざるを得なかった独居男性のケースを知った。その人は入居後「俺は自分の家族を自分の手で殺したんだ」と号泣し続け、半年で亡くなった。

「人生いいこともいっぱいあったはずなのに、自分を責め続けて亡くなった。高齢者をこんな最期に追い込んでいいのか、こんなのが老人福祉なのか?」と自身に問いかけた。この体験により、当時準備中だった老人ホームをペットと暮らせる施設にできないか、と漠然と考え始めた。

そのころ、横須賀市はある高齢男性の支援に困惑していた。生活保護を受けつつ犬を飼っていたが認知症が進み、共倒れになる瀬戸際だったが、「愛犬をおいてはどこへも行かない」と頑なだったのだ。そこで、ちょうど開設したばかりの「さくらの里山科」でこの男性を犬とともに受け入れた。すると、愛犬が先に亡くなったにもかかわらず、男性は半年後、穏やかに息を引き取った。

「看取り犬」文福

ボランティアさんに連れられ、大好きな散歩に出かける文福

ボランティアさんに連れられ、大好きな散歩に出かける文福

推定年齢15歳になる柴の雑種犬、文福はホームの人気者だ。

犬の独特な嗅覚が働くのか、文福は入居者が亡くなる2〜3日前に部屋の扉にもたれかかるようにして座り、最期が近いことを察するとベッドに上がり、顔をいつくしむようになめる。それは明らかに寄り添い看取るという意思を持った行動に見える、と若山は言う。

2019年に刊行された若山の著書『看取り犬・文福の奇跡』は、刊行と同時に、大きな話題を投げかけた。NHKをはじめとしたテレビ番組や雑誌などでも、文福のけなげな姿が取り上げられた。

「俺がみんなを守るんだ」とばかり、ユニットの隅から隅まで目配りを怠らない文福

「俺がみんなを守るんだ」とばかり、ユニットの隅から隅まで目配りを怠らない文福

食卓の椅子がお気に入りの場所。文福がデンと構えているだけで、安心が生まれる

食卓の椅子がお気に入りの場所。文福がデンと構えているだけで、安心が生まれる

実は文福は、保健所で殺処分寸前のところを千葉県の保護団体「ちばわん」に助けられた経緯がある。人に見捨てられ独りぼっちで死の縁に立った経験が看取り行動につながっているのかもしれないと思わせる。

殺処分寸前の文福、おびえた目が痛々しい。推定1〜2歳の頃(写真提供:ちばわん)

殺処分寸前の文福、おびえた目が痛々しい。推定1〜2歳の頃(写真提供:ちばわん)

ただ最近、さすがの文福も嗅覚が衰えてきたのか、自然の流れとして看取り活動は終わったともとれる様子が伺える。

文福の盟友・大喜

大喜(だいき)も文福と同じ保護犬出身で、やはり柴の雑種である。冒頭の写真のとおり、私が大喜に初めて会った時は、すでにユニットのフロアーに体を横たえ、介護士・出田恵子さんの心のこもった手厚い介護を受けていた。

出田さんは「老犬介護士」の資格も持っている。陸上自衛隊出身であることから「アーミーさん」という愛称で親しまれている。淡々とメリハリの効いた世話っぷりは、「大喜の介護を1ミリたりとも苦痛に思ったことはない」と言わしめるほど、全身全霊を捧げたものであった。

大喜は外に出て風を感じるのが大好き。おなかを支えてやれば立って歩こうとする

大喜は外に出て風を感じるのが大好き。おなかを支えてやれば立って歩こうとする

虹の橋

そんな大喜が、3月27日、突然亡くなった。

さくらの里山科のブログには、大喜の最期の様子が書き留められていた。

大喜が虹の橋へ旅立ちました。とても穏やかなお顔です。
今日はけいれんが止まらなかったのですが、苦しむことなく、最期の時は穏やかに眠るように旅立ちました。今日の午前中、真っ青な空のもと、大喜を抱きしめて外散歩に連れて行くアーミーさんの姿がありました。

私はふと、前回訪ねた時に撮った、アーミーさんが大喜を抱っこしている写真を思い起こした。その壁には、太陽の光を受けて、緑の木々が影絵のように、虹の橋のように、揺らめいていた。

ペットが旅立った時「うちの子が虹の橋を渡った」という言い方をすることがある。天国の手前の草原で、大好きな飼い主がやってくるまで、仲間と遊んで待っているという

ペットが旅立った時「うちの子が虹の橋を渡った」という言い方をすることがある。天国の手前の草原で、大好きな飼い主がやってくるまで、仲間と遊んで待っているという

老後も動物と暮らす楽しみ

最期まで動物と暮らしたいと願う人は、さくらの里山科のような特養ホームがもっと増えてほしいと思うことだろう。ただ開設から12年、施設見学に来る関係者は多いが、新規設立の動きはほとんど見られない。

ペットと暮らせる民間の有料施設は増えているが、個人の居室でひっそりと飼うだけで、「みんなのペット」となることはない。飼い主が亡くなった後、入居者の身内が引き取る。さくらの里山科では、施設で最期まで犬猫の面倒を見る。

確かに、犬や猫と同じ居住スペースで生活することを想像するだけで、いくつもの困難が頭をよぎる。吠えたり噛んだり、あるいは匂いや衛生面の心配、糞尿の処理、そして餌やりや散歩、獣医の定期健診。そして、餌代、医療費などの経済的問題、世話をする人員、さらに行政の認可など、「ペット可」の施設を営むハードルはかなり高い。

ただ、実際運営してみると、入居者さんへの衛生管理と同じことをすればいいし、犬猫好きなスタッフのモチべーションが高く、楽しく働いてもらっているので、笑い声が絶えない。
なによりも、ペットとの暮らしは、日々、小さな変化や刺激があり、生活にハリが生まれる。動物に触れたい、世話してやりたいという前向きな気持ちが、認知機能の改善につながったり、固まって動きづらかった関節が動くようになったりした例もあると若山は言う。

死は特別なものではない

居室のすぐ外の庭で、恒例のお花見。文福の元気な姿を見て思わず笑みがこぼれる

居室のすぐ外の庭で、恒例のお花見。文福の元気な姿を見て思わず笑みがこぼれる

私はユニットを回って撮影しながら、さくらの里山科では犬も猫も、誰それのものではなく、みんなの宝物であることを強く感じた。特に飼い主に見捨てられ、孤独と死の恐怖を味わった保護犬 、保護猫が、みんなと混じり合い育てられ、今度はみんなを楽しませ希望を与える側になる。

「死は特別なものではなく、最後の生命活動。誰にでも訪れる自然なことです」

多くの人や動物を看取ってきた若山のこの言葉が、妙に腑に落ちた。

さくらの里に今年も春がやってきた。

バナー写真:犬も人も隣同士で介護を受ける、さくらの里山科

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    大西 成明ŌNISHI Naruaki経歴・執筆一覧を見る

    写真家。1952年奈良県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。「生命」や「身体」をテーマにした写真を撮り続けている。写真集『象の耳』で日本写真協会新人賞(1992年)、『地球生物会議』ポスターでニューヨークADC賞ゴールドメダル(1997年)、雑誌連載『病院の時代:バラッド・オブ・ホスピタル』で講談社出版文化賞(2000年)、写真集『ロマンティック・リハビリテーション』で林忠彦賞、早稲田ジャーナリズム大賞(2008年)を受賞。元東京造形大学デザイン学科教授。http://onishinaruaki.com/

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